ウィルス感染を阻止できれば、平穏で幸せに生きられる?

私が浪人生だったころ、斜め向かいの家に住んでいた中学三年生の男の子が急死した。高校受験を直前に控えた、冬の寒い時期だった。

聞いたところによると、本屋さんで倒れ込んでそのまま···って話らしい。おそらく寒暖差から起こった心筋梗塞か何かだと思う。

 

でも、私が最後に見た姿は、元気だった。


少し歳が離れていたからたくさん話すことはなかったけど、自転車で家の前を駆け抜けていく姿をしょっちゅう目にしていた。いつも立ちこぎで颯爽と通り過ぎていく、それがとても印象的だった。

 

 

母から報告を受けた時、衝撃だった。
「たしか、今日の昼頃も元気そうな自転車姿を見かけたけど・・・!」
そう思ったのを覚えている。

 

 

 

このことは私にとって、とても大きな出来事だった。

天地がひっくりかえるほどに。


だって、初めて思ったんだもん、


「ぁぁ、私もみんなも、突然、死んだりするんだなぁ」って。


常識が覆された。

 


それまで、生きていることが当たり前だったけど、死ぬ方が当たり前になった。

 

 

健康であることを気遣っていても、事故に合わないことに注意を払っていても、

生きている限り、人知に及ばないようなことが突如として起こり得る。


 

 
それから注意するようになった、ひとつの項目。

 




『今やろうとしていることが私にとって本当に妥当かどうか。』を確かめること。

 

 


本当にやりたいと思ったなら、それでいい。

 

本当にやりたくないと思ったなら、それでいい。



たとえ突然、自分のいる場所で死に見舞われるような事件や事故、災害などにあったとしても、「だって、しかたなかったもん~」と受け入れられること。

 

 

それが私にとって、生きる覚悟だ。

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生きている限り、人はいつか死ぬ。

 

目には見えないけど、死の爆弾をいつでも抱えているのだ。

 

今、この瞬間だって、いつでも。

 

生きているかぎり、みんな。

 

 

 

 

 

なのに、昨今のウイルス感染にまつわる死の可能性は、異常なまでに恐怖心があおられすぎていて、生きる事への大事な何かを見失わさせられている気がする。

 

 

ワクチンを打てば、死の恐怖はどこまで遠ざかるのだろう?

 

死は、ウィルス感染だけ?

 

健康を保ちたいならワクチン打つ以外にもやれることがたくさんあるのに、どうしてそっちに目が向かないのだろう。

 

鼻を覆って、自粛して、本当は孤独なのに人とのつながりを断って、殻を閉ざして行動しない・・・


生きるって、死の恐怖から逃れること?

 

 

ねぇ!もっとハッピーに生きようぜッ♪



 

 

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